結婚指輪を左手薬指につける理由は?
結婚指輪はなぜ左手薬指につけるのか?
薬指は英語で「Ring Finger」と呼ばれています。結婚指輪を左手薬指につけるのは、何も日本だけではありません。アメリカ・イギリス・イタリアといった、世界各国でも結婚指輪は「左手の薬指」にはめられます。
ではなぜ、結婚指輪は左手薬指にはめるのでしょうか。調査してみました。
Vena Amorisだから
結婚指輪を左手薬指にはめるようになった理由を探るには、時計の針を古代時代へと遡る必要があります。古代時代における「心臓」は、感情の全てと考えられていました。喜怒哀楽の全ては、心臓へと繋がっているということです。特に心臓と強い繋がりを持つ血管があるのが、左手薬指です。ラテン語で「Vena Amoris(愛の静脈)」と呼ばれていたため、かなり重要な部位であったのは間違いないでしょう。
現代医学の観点から見れば、あり得ない話ではあります。そもそも何処の部位を走っている血管であっても、必ず心臓にたどり着くようになっています。義務教育で習う範囲の話になるので、わざわざ説明されるまでもないでしょう。
現代でも結婚指輪を左手薬指につける理由は?
ではなぜ、現代においても結婚指輪は左手薬指につけるのでしょうか。理由はシンプルなもので「昔から続けてきた伝統」だからでしょう。左手薬指に、強いロマンを感じている人は少なくありません。
ロマンある指にロマンある結婚指輪をはめたら、幸せ確定です。
左手薬指以外の指でもOKだけど…
勘違いして頂きたくないのは「結婚指輪は必ず左手薬指にはめなければならない」という、絶対的な決まりはありません。日本以上に、宗教観に厳しい海外であっても「左手薬指以外の指に毛婚指輪をはめてOK」という認識です。またドイツやオーストリア等では、右手に結婚指輪をつけている所もあります。
ただ「結婚指輪は左手薬指につけるもの」という認識は、かなり根強いです。もし右手に結婚指輪をつけていた場合、第三者から「独身」とみなされる可能性は大です。相手は独身と思って近づいて、甘い言葉の1つ2つは囁くかもしれません。左手薬指以外に結婚指輪をつけても問題なしですが、周囲の人には要注意と言えるでしょう。